チャプター 90

グレゴリーは絶対の自信を持ってそう言い切り、エミリーに向ける眼差しにはさらなる期待が込められていた。

どういうわけか、彼の背中で目に見えないフサフサの尻尾が振られているような気がして、もし断れば、その尻尾は完全に垂れ下がってしまうだろうとエミリーは感じた。

ついにエミリーはコホンと咳払いをして言った。「わかったわ、賛成する。でも、これは秘密にしておかなきゃダメよ。誰にも知られないようにね」

この組織にどれだけの人がいるのか、あるいは将来性があるのかどうかなど、エミリーは特に気にかけていなかった。

彼女がグレゴリーに秘密を厳守してほしかったのは、単に誰にも心配をかけたくなかったからだ。

...

ログインして続きを読む